中堅中小に広がる業務パッケージのクラウド化
日経電子版(原典ITPro 2015/2/9掲載)によると、日本の業務パッケージ利用企業(中堅中小のみ対象)の役職者を対象に行った調査では、8割以上の人が業務パッケージのクラウド化が進むと答えている。その理由だが
① BCP(事業継続)上のメリット
② 最新機能を使える
③ システム運用管理の負担軽減
となっている。
同じような米国の調査では(当ブログの記事参照)クラウドのアプリの効果は
① ビジネスのスピードアップ
② 業務拡大への対応
③ コスト削減
となっており、この対比が日米のITに対する意識の違いを如実に表わしているようで面白い。
日本でも業務パッケージを利用する企業はIT利用の取り組み意識は進んでいると思えるが、
業界の変化に対応してビジネスを変革するためにITを活用する(米国)
という経営者の意識に対して
ITの運用やインテグレーションに多くのコストと時間を費やし苦労している
日本のIT事情が透けて見えるような気がしますね。
因みに日米ともクラウド利用を躊躇する理由は、セキュリティだそうです。
明日はクラウドとセキュリティについて考察しましょう。
<参照>
中堅中小に広がる業務パッケージソフトのクラウド化意識 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82982450Z00C15A2000000/